L.A.郊外、ライリー・ノースは、夫クリスと10歳になる娘・カーリーとともに生活は苦しくとも、平穏で幸せに暮らしていた。ある日、娘カーリーの誕生日を祝うため、クリスマス広場へでかけるも、麻薬組織の襲撃に遭い、一瞬にして家族の命が奪われる。辛うじて一命を取り留めたライリーは、家族の死に直面し、深い悲しみに襲われる。さらに、自らの目撃証言で容疑者たちが犯人であると断言するも、起訴要請は取り下げられ、彼らは無罪放免、ライリーは絶望と共に姿を消した。そして、5年後、ライリーは、再びL.A.に還ってきた。復讐のため、悪党どもに正義の鉄槌を下すために―。
ライリーVS麻薬カルテル。やがてそれは、警察、メディア、そして街中を巻き込む一大決戦へと突入する。
5年の間に世界中で訓練を重ね、悪党に正義の制裁を下すためにL.A.へと還ってきたライリー・ノース。
格闘技や爆薬、あらゆる防衛法や武器に秀でた“最強のママ”となった彼女は、多くのシーンにおいてコンパクトで軽量な銃を使用している。服の下に隠し持つことができるハンドガンや、狭い場所での激しい戦闘でも取り回しやすいショットガンなど、それらは街に身を隠しながら行動し、ターゲットに接近して襲撃する彼女の計画にマッチした選択だ。
口径やサイズ違いで豊富なバリエーションをラインナップしているグロックシリーズの、9mm口径サブコンパクト・モデル。
オーストリアを起点とするハンドガンメーカー・グロック社のグロック・シリーズは、スタンダードな「グロック17」のデザインと設計を踏襲して、数十種類のバリエーションモデルを展開している。
中でもライリーが選んだ「グロック26」は、手のひらにおさまるほど小型なハンドガンだ。全長はたったの165mmだが、9×19mm弾をダブルカラムマガジンに10発セットでき、コンシールドキャリー(隠し持つこと)が可能なだけでなく、十分な威力と装弾数を有している。
命中精度や耐久性など、性能面で非常に高い評価を得ている「P226」。それを小型・軽量化した「P228」の後継モデルが「P229」だ。
作中でライリーが使用したのは、ターゲットの一味から奪ったツートン仕様の「P229」である。
2本のチューブラーマガジンを備えた、ユニークなスタイルのブルパップ・ショットガン。
ライリーが使用する銃の中でも、近接〜近距離において特に強力な制圧力を発揮するのが、ポンプアクション式ショットガンの「KSG パトロール」である。
「KSG パトロール」は、「KSG」のバレル長を6cm短くしたバリエーションモデルだ。KSG・シリーズは機関部をトリガーより後ろにレイアウトする「ブルパップ・スタイル」を採用しているため、コンパクトな「KSG パトロール」でも十分なバレル長を確保している。
最もユニークなのが、バレル下に並ぶ2本のチューブラーマガジンだろう。それぞれのチューブに複数のショットシェルをセットできるため、1本のチューブラーマガジンを有する他のショットガンに比べて、はるかに装弾数が多い。また、左右のチューブに用途の異なるショットシェルをセットして、発射するショットシェルを使い分けることも可能なのだ。
監督: ピエール・モレル 脚本:チャド・セント・ジョン
出演:ジェニファー・ガーナー、ジョン・オーティス、ジョン・ギャラガー・Jr、フアン・パブロ・ラバ
原題:PEPPERMINT/2018年/アメリカ、香港/カラー/シネマスコープ/英語、スペイン語/102分/5.1ch
配給:プレシディオ 協力:ムービープラス R15
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