ガスガンの快適な作動のために

ガスガンのマガジンやグリップの中には、作動用のガスを溜めておくタンクがあります。
ガスの特性上、タンクが冷えると発射したBB弾の勢いが落ちたり、レスポンスが悪くなることがあります。このタンクの温度が常温(20℃~35℃)になっている時が、ガスガンにとってベストな状態です。

ガス缶の写真

ガスガン本来の性能を最大限に発揮し、快調な作動を楽しむために、次のポイントを覚えておきましょう。

ガスガンのしくみ

水が蒸発すると気体になるように、ガスも液体の状態(液状ガス)から気体(気化ガス)へと変化します。
ガスボンベの液状ガスをガスガンのタンクに注入すると、常温でもどんどん気化してタンク内に気化ガスがたまります。ガスガンは、この「ためておいた気化ガス」がタンクからふき出す勢いを利用して作動しています。

ガスガンの発射のしくみ 1.トリガーを引く 2.タンクの出口(放出バルブ)が開く 3.気化ガスが本体の中にふき出す 4.ふき出した気化ガスが、BB弾を押し出して発射する 5.使った分の気化ガスを、液状ガスが気化して補う
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ガスガンと温度の関係

ガスガンは「冷え」に弱い!?

ガスガンは、気化ガスがふき出す勢いが強いほど、発射するBB弾を押し出す力も強くなります。逆に、ふき出す勢いが弱いと発射したBB弾にもパワーがなく、飛距離も短くなってしまいます。
「気化ガスがふき出す勢い」は気化ガスが持つ「ガス圧」が高いほど強くなるため、BB弾を勢いよく発射するためには、ガス圧を高くする必要があります。

ガス圧とは?

液状ガスは、気化ガスになると体積が何百倍にもふくらんで広がります。しかし、タンクのような密閉された容器で気化した場合、ふくらんだ気化ガスは外に出ることができず、気化が進むほどギュウギュウにおさえ込まれて高い圧力を持つようになります。これが「ガス圧」です。

タンク内のガス圧がある程度の高さになると、溜まった気化ガスを外に出して消費する(ガス圧が下がる)まで気化がストップします。※気化がストップするタイミングは、温度によって変わります。

ところが、ガスには「冷えるとガス圧が下がる」という性質があり、タンクが冷えすぎてしまうと、中のガス圧が下がってガスガンの性能が落ちてしまいます。さらに「液状ガスは気化する時に周りの熱を吸収する」ため、ガスガンを発射してタンクの気化ガスが減ると、そのぶん液状ガスが気化してタンクの熱をうばいます。使い方によっては十分な性能を発揮できなくなってしまうことがあるのです。

冷えにくい使い方は?

タンクをなるべく冷やさずに使うのが、ガスガンを楽しむコツと言えます。

  • ● なるべく1発と1発の間をあけて発射する。
  • ● 気温が低い時やマガジンが冷えている時は、マガジンを常温まで温めてから発射する。

次のような場合にタンクが冷えやすくなります。

  • ・冬など、外の気温が低い時
    ※室温が高くても、外の気温が低いと冷えてガス圧が下がることがあります。
  • ・チャージタンクにガスを注入した時
    ※ガスを注入すると、液状ガスが一気に気化してタンクの熱をうばいます。
  • ・何発もたて続けに発射して、たくさんの気化ガスを急激に使った時
    ※タンクの気化ガスが減ると、そのぶん液状ガスの気化が進みます。(気化する時にタンクの熱をうばいます。)
  • ・液状ガスをふき出してしまった時
    ※タンク内に気化ガスが無いと、液状ガスがふき出てしまいます。ふき出すと同時に急激に気化して、まわりの熱をうばってしまいます。
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こんな時は(マガジンにガスを注入するモデルの場合)

マガジンが冷えていたら常温(20~30℃くらい)まで温めましょう

マガジンが冷えていると、ガス注入時に液状ガスが入りすぎてしまったり、発射時にすぐ液状ガスをふき出してしまいます。さわって冷たい場合は、以下の方法で温めましょう。

  • 手で温める
    手でさわって、冷たくないと感じるくらいまで温めます。
  • 使い捨てカイロで温める
    ポケットの中に使い捨てカイロと一緒に入れておくとより効果的です。

ドライヤーやストーブなどは使わないでください

マガジンが40℃以上になると破裂するおそれがあります。ドライヤーやストーブで温めると急に温度が上がり、大変キケンです。

発射時に液状ガスをふき出してしまう時は、
次の方法を試してみましょう

気温が低い時や、急激にガスを消費するフルオート可能なガスガンなど、液状ガスをふき出しやすい場合は、マガジンとガス缶をナナメにしてガスを注入してください。(気化するスペースを多めに確保することができます。)

気化スペースが増えるので、作動に必要な気化ガスが多く蓄えられます。
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ガスボンベご利用時の注意

ガスガンの説明書やガスボンベの注意を読み、正しく取りあつかってください。

ガスの取りあつかいを誤ると、大きな事故やケガにつながるおそれがあります。

  • 指定のガス以外は使用しないでください。

    指定のガス以外(ガスコンロ用やガスライター用、ヘアスプレーなど)を使用すると、火災などのおそれがあり大変キケンです。

  • 40℃以上になる所に置かないでください。

    40℃以上になる所(直射日光の当たる車の中や、高温になるストーブのそばなど)に置いたり保管すると、はれつするおそれがあり大変キケンです。

  • 火の中に投げこまないでください。

    はれつするおそれがあり大変キケンです。
    また、火気の近くで使用しないでください。

  • ガスにさわったり、吸入しないでください。

    ボンベ内のガスは非常に低温なため、ヒフに付いたり吸入すると大変キケンです。ノズルをおすとガスがふき出しますので、ノズルには絶対にさわらない・顔などを近づけないでください。

  • 子供の手の届かない所に保管してください。

    対象年令未満の子供がイタズラをしないよう、ガスボンベは安全な場所に保管してください。

  • 中身を使いきってから捨ててください。

    ガスボンベを捨てる前に、ノズルを約45度の角度でコンクリートの地面におし付け、完全にガスを抜ききってください。(各地域の処分方法に従って捨ててください。)また、ふき出すガスが手にかからないよう注意してください。

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